3月14日に開業した「高輪ゲートウェイ駅」で下車してみました。
品川駅と田町駅の間にできるJR山手線49年ぶりの新駅ということで開業のかなり前から大きな話題になっていましたね。
いちばん興味があったのは隈研吾デザインの駅舎です。
「日本の伝統的な折り紙をモチーフとした大屋根を、障子をイメージして「膜」や「木」等の素材を活用し、「和」を感じて頂ける駅を」というコンセプトです。
1階:ホーム
2階:改札・イベントスペース・店舗・駅施設
3階:店舗・駅施設
の構成。
1階ホームから2層分の吹き抜けがあり、2階手すりなどもガラスや軽やかな素材が使われているため、ホームにいても上層階との一体感と、大空間が感じられるとても気持ちが良い空間でした。
高輪ゲートウェイ駅について、隈研吾建築ということくらいしか事前情報がなかったのですが、たくさんの新しい取り組みが盛り込まれているんですね。
お客様が手に取った商品をカメラ等の情報からリアルタイム認識でき、商品を持って決済エリアに立つとタッチパネル上に商品と購入金額が表示され、確認後ICカードで決済するだけという、無人AI決済店舗の常設第1号店。
ぜひ体験したかったのですが、まだ開業前でした。
スタバではじめてのビジネス利用にフォーカスした店舗。
1人で集中して作業できる半個室や、スペースを区切ったカウンターテーブル、複数人で打ち合わせできるビッグテーブルが配置されているようです。
より集中したい人向けには、完全個室のブース型シェアオフィス「STATION BOOTH」というBOX型の個室も。
これは他の駅で見てびっくりしましたが、息苦しそうな感じがするのは私だけでしょうか。
「モバイルオーダー&ペイ」が導入されており、レジに並ばす商品を受け取れるようです。
「TOUCH TO GO」もスタバも、3月23日にオープンらしいので、これから行く方がうらやましいです。
その他、多言語AI案内サイネージ「BotFriends Vision」、構内の警備、清掃、移動支援などにロボットを採用、QRコード読み取り機能の付いた改札機等、新しい試みが盛りだくさんのようです。
駅周辺に関しては、駅開業と同時期に開催予定だった期間限定の「Takanawa Gateway Fest」 はコロナウィルスの影響で開催延期となったようです。
まだ工事中で何もない状況のようなので、改札の外の世界は次回のお楽しみです。
2024年に向けて、高輪ゲートウェイ駅を中心とし、品川周辺は「グローバル ゲートウェイ 品川」として世界中から先進的な企業と人材が集い、多様な交流から新たなビジネス・文化が生まれるまちづくりを行うとのこと。
これからどのように進化していくか楽しみですね。